第二章

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「てか役員室?って一般生徒立ち入り禁止じゃないの?」 ずっと聞きたかったことを聞いてみた。 「幸久がいいって言ったんだ!!」 あと和泉も!! と和樹が元気良く答える。 その答えに次郎が眉をグッと寄せる。 「…誰それ?」 下の名前など把握するつもりもないのだ。 「さっきまでいたやつらのこと」 呆れたように言う和樹にあぁ、と小さく返事して目を閉じた。 ひどくねむたい 「ねぇ和くん、あんまり役員の部屋いかないほーがいいよ」 「なんでだ!?あいつらが来いって」 「それでも、いかないほーがいい」 眠すぎて呂律が回らない 「もしかして、次郎さみしかったのか?」 ぼやぼやした意識でとんでもない勘違いをされてることが分かったが否定のために喋るのもめんどくさい 「んー、そうかもねー」 適当に返事をしてとうとう眠りについた。
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