第一章

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「あ、あったあった、おおきい」 ふぅ、と一息ついてそのホテルレベルの建物を見上げた。構造なんだっけ。 最上階が役員?だよね。あのアホみたいにキラキラした生徒会やら風紀委員たちは健在だろうか。 1~3階まで娯楽施設と大浴場とコンビニとスーパー 4~7階が生徒の部屋。 「管理人さんいますかー、俺ー、桐生ー、開けてー」 ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポン インターホンを連続で押し続けると 「うるっせぇ!!!」 こわいこわい、金髪のガラのわるいお兄さんが出てきた。 この人はおぼえてる。お世話になりました。 不良なツラしてるくせにフェミニストなんだよね 「お前すっげー失礼なこと考えてるだろ。 久しぶりじゃねーか、次郎」 「んなことないですよ 管理人さん、」 無造作にかきあげられた金髪、それにお揃いの金色の目、相変わらず不良ツラのくせに無駄にイケメンでいらっしゃる。 「お久しぶりです、桐生次郎ただいま帰国しました」 見上げて笑えば管理人さんはすこし嬉しそうに笑って髪の毛をぐしゃぐしゃしてきた。 「おかえり次郎」 なんだかんだで仲良しなんだよね管理人さんとは。 趣味?というか性癖?が合う。おっぱい最高っていう人種。 一つ違うと言えば管理人さんはバイってところかな。あとさっき言った通り、フェミニスト。
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