第三章

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「ぜん、ちゃ、」 そうでしたそうでした 俺がキラキラアホ軍団に会ったのって他でもない俺の部屋でしたそうでした しかもこのセクハラ野郎こと会長にセクハラされたことも、なぜか会計とソファでごろごろしたこともなにも言ってない 「次郎、説明して?」 ああああああ怒ってるよ善ちゃんが怒ってるよウワァァ 「てめぇ風紀じゃねぇか」 会長がひょいと眉をあげて善ちゃんを見た。 「どうもバ会長様」 少し微笑みながら善ちゃん返す 笑顔と暴言がとりあえず恐ろしい 会長も笑顔をビクつかせてる 「あ~次郎だ」 副会長の横にいた会計が俺を視界に入れると嬉しそうに近寄ってきた。 …ん? いつから名前呼び? というかなんか親しげ? 「次郎次郎」 そういいながら俺の頭をぎゅっと抱きしめる。 対立していた善ちゃんも会長も、横でにこにこしていた和くんも、引きつらせていた副会長も、あと知らん人二人(たぶん生徒会)も そんな様子の会計を目にしてピタリと固まった。 もちろん俺も
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