プロローグ

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「僕のそばに、ずっといてください」 ぽちゃっとして細いとは言い難い 左の薬指に指輪をはめると 君は照れ臭そうに、はにかんだ。 その顔につられて自然と笑顔になる 視界がボヤけてきて 私は泣いてるのだと気付いた。 「はい」 頷くと同時に掠れてる返事をした。 25歳の雪が降る日だった。 *
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