第2章 初めて女友達ができたらしい

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今回二人組をつくり行う課題は、超難解な数学の問題を解き、それをプレゼンテーション方式で発表すると言うものだ。 問題に必要な材料は先の講義で全て説明しており、期末試験を除き向こう全ての時間を各自この課題に当てろとのことだった。 グループごとにやり方は自由なので、今回は解答は俺、発表を小田このはが担当することにした。 それが無難っていうか、それ以外にやりようがない。 「ちょっと待って、この問題、日本語じゃない。」 「いや、日本語だよ....」 「9割なんかよくわからない英語じゃん!日本語って 『問.この方程式を解け。』 だけじゃん!辞めてよ、冗談は存在だけにしろ!」 「なんで今俺貶されたの!? 大学一年の初期からこんなに学力差が開いてることの方が冗談みたいだから! あとありがとうございます!!」 「ほんっとにブレないなお前。」 「いや、でも問題解くだけならいいんだけどな、プレゼンとか.......オェッ! 考えただけで.....ハキソゥ.....。」 「どんだけメンタル弱いんだよ。 コミュ力低いにも程があるわ!」 まぁ、こんな感じである。
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