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「そんじゃ、お前んちで勉強会な!」
「すんません、これで勘弁してもらえますか。」
小田姉までうちに入り浸られると、俺は恐らく破滅する。なので、財布まるごとと引き換えになんとか引いてもらえないかと交渉を試みる。
「32円とアヌメイトのポイントカードで何を勘弁して欲しいんだお前は....!」
「1万はたまってる。」
「溜め込みすぎィ!」
「既にポイントだけで数本ゲーム買ってる。」
高校の時やっていたバイトの稼ぎを全て投資していたため、軽く百人は越えるのではなかろうか。諭吉さん。
「(いや、でもあたしも似たようなもんか?)」
余程引いたのか、小田このはは気難しい顔をして一人で何かブツブツ言っている。
「何だ?罵倒なら大きな声ではっきり言わんとMの心には届かんぞ。」
「え!いや、なんでもないし!
あと、そのやり取りそろそろ飽きてこない.....?」
「全然?」
寧ろどんどん深みにはまっていくわ。
「....まぁいいや。
とにかく、これは決定事項だから!
逃げたら擦り付けるからな!」
何を何処に擦り付けると言うのか?
「逃げるあてなんか無いから。
あとどうせ来るなら、きのみたんをどうにかしてくれ。」
「は?誰それ?食べられるの?」
「知ってるか!幼女は食べ物なんだぞ!15才以下の女の子はつやつやしてて美味しいんだからな!」
「それ!わかる!」
「わかっちゃったかー。」
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