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私は死に瀕している。
もはやこの枯れ枝のような腕に繋いだ管も。
痩せた胸に繋いだ機械も。
口許を覆うマスクに繋いだ機械も。
どれももう、私を生かしておくことはできない。
あれから、何十年経っただろうか。いまだに私の中であの怒りの火は消えていない。彼の最後の行動を無にするべく、一心不乱に生きて生きて生きて生き抜いて生き延びて行き続けた。
しかしもう、ここが限界だ。
あとはあの世に逝くだけだ。
あの世に行って彼に会って。いう言葉はもうきまっている
「死ね」だ。
わたしはそうかたく決意して
おもくなったまぶたをとじた。
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