207人が本棚に入れています
本棚に追加
松波は、半分残った丼の蓋を閉じた。
ペットボトルのお茶を、一口飲んでから始める。
「竹さんがカメラに映った時、僕は、仮眠を取っていて、体を強く揺らされて目覚めると、梅林寺さんのおもしろい顔がありました」
楽しそうな松波の言葉を、竹山は残りをかき込みながら聞く。
「後でお見せしますけど、竹さんは、ホトケに引きずられる様に店に入ってきました。手続きは彼女が全て済まし、部屋に入った様です。僕らの、隣の部屋に」
最初のコメントを投稿しよう!