第6話 甘いコエ 2

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「…なっ。そっ、そうだ。俺は、無実って、証拠をあいつが持ってくるって」 竹山は、慌てて言葉を吐く。 にやにやしながら、松波は竹山の顔を眺めた。 「竹さん、何で、そんなに動揺してるんです」 言葉を返せない竹山に代わり、松波が口を動かす。 「竹さんは、梅林寺さんの事、どう思ってますか?」 取り調べ室が、静かになった時だ。 大きな音を立て、扉が外から開かれた。 「管理官様、お取込み中すいません。少しいいやろか」
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