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砕けたのはなんと、フユトの拳の方だった
ツバサ(やった!勝ったぞ!やっぱり僕は勇者なんだ、これであのウォレスの子も助けられるし、あの子を妹にしてこれから幸せにしてあげよう!)
ツバサは勝利を確信して剣を降り下ろした
しかし、そこにはもうフユトはいなく10m先にいた
ツバサは一瞬悔しそうな顔をしたが直ぐに爽やかな笑みをフユトに向けた
ツバサ「どうだ、これが僕の魔武器の能力〈絶対切断〉だ!この剣があるかぎりお前は僕には勝てない。
だから潔く敗けを認めろ!今なら許してあげるからさ。」
ツバサはそう言いながら勝利宣言をした
フユト「・・・・・かかっ!」
ツバサ「!?何が可笑しいんだ!」
フユト「これが可笑しくて何を笑う?
絶対切断?はっ、そんなもの障害にならねぇんだよ!だからお前は未熟なんだ[〈チェーンナッコゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!〉]!!!」
再び拳を作りツバサの元に駆けていく
ツバサ「何度同じ事をしても一緒だ!」
つばさも走りながら再び剣を降り下ろした
スカッ
ツバサ(外した!?)
ツバサが降り下ろした剣はフユトの脇を掠めて地面に突き刺さった
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