第一章

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たっぷりの朝食を取り、幽子先生と母に見送られた私は学校へ向います。 足取りは重く、胸は食べすぎでむかむかしています。 ああ、学校へ行きたくない。帰りたい。 でも、帰る場所なんてありません。 家は、もうずっと前から安らげる場所ではなくなっていました。 それもこれも、あの女、幽子先生が来てからです。
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