第一章
2/45
読書設定
目次
前へ
/
276ページ
次へ
今日もまた目が覚めてしまいました。 私の一日は絶望から始まります。 どうして眠っているうちに死んでしまうことができないのでしょう。 雪山で遭難して眠るように死んでいく人たちが羨ましくてなりません。 一日の始まりが絶望なら、一日の終わりは祈りです。 明日こそ目が覚めませんように。 毎晩眠りに落ちる寸前まで、そう私は神に祈ります。 それなのに、今日も私は生きています。
/
276ページ
最初のコメントを投稿しよう!
43人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
19(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!