504人が本棚に入れています
本棚に追加
「よくない! 二人みたいに頭いいわけじゃないの! …せっかくテストのこと忘れてたのに…思い出しちゃったじゃん…!!」
瞳は成績がよくいつもトップテン入りだから問題なし。
翔もなんだかんだで優等生。学校の推薦をもらい、どこに行くかもう決まっている。
私と違って二人は余裕かもしれないけど、私に『テスト明けぐらい別にいい』という言葉は存在しない…!
ああ…、私も二人みたいな優秀な頭がほしい…!!
「ま、文句は俺らの音聴いてからにして。ここまで来たんだから、ちゃんと聴いてって。…と、そろそろやべえ。俺もうマジ戻んないとだから、行くわ。まあ楽しんでいって。花音と佐々原さん!」
「あ、うん。楽しみにしてる。頑張ってね!!」
瞳はにこっと笑って翔に手を振った。
最初のコメントを投稿しよう!