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「よくない! 二人みたいに頭いいわけじゃないの! …せっかくテストのこと忘れてたのに…思い出しちゃったじゃん…!!」 瞳は成績がよくいつもトップテン入りだから問題なし。 翔もなんだかんだで優等生。学校の推薦をもらい、どこに行くかもう決まっている。 私と違って二人は余裕かもしれないけど、私に『テスト明けぐらい別にいい』という言葉は存在しない…! ああ…、私も二人みたいな優秀な頭がほしい…!! 「ま、文句は俺らの音聴いてからにして。ここまで来たんだから、ちゃんと聴いてって。…と、そろそろやべえ。俺もうマジ戻んないとだから、行くわ。まあ楽しんでいって。花音と佐々原さん!」 「あ、うん。楽しみにしてる。頑張ってね!!」 瞳はにこっと笑って翔に手を振った。
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