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さらに行くと海沿いに公園があり、併設してお洒落なカフェやお土産屋さんがあったけど、お店はもうどこも閉まっている。 この辺りまではイルミネーションがあって明るかったけど、進むにつれて道はどんどん暗くなり、オレンジ色をした街灯以外何もない、寂れた景色に変わっていく。 本当にライブハウスなんてあるのかな?  と、不安に思い始めた頃突然、長く緩いカーブの先に青い倉庫みたいな建物が見えてきた。 暗闇の中そこだけが光っていて、人々が吸い寄せられるように集まっていく。 「花音! あそこじゃない? みんな入って行くよ?」 「ほんとだ…行こう瞳っ!」 私は瞳の腕を掴み、走り出した。
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