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…響はホントに私でもいいのかな??
どうしてこんなミラクルが立て続けに起こっているんだろう…
恋の神様がいて、受験勉強を頑張った私に今頃プレゼントをくれた…とか!?
……うん。きっとそうに違いないっ!!
「…分かった。が、頑張りまっ…頑張…る…っ!」
「……ん」
噛みまくりの私に、響はふっと優しく微笑んだ。
「花音。いい名前だね。
名前を翔から聞いて、一度…会ってみたいって思ってた」
……う、きゃああああっ!!
ミ、ミラクル……!さらに奇跡が…起こった…!!
ま、まさか、…あのRAISEのボーカル “ 響 ” に、
『花音』って…
素敵、魅惑ボイスで呼ばれるなんて…いい名前だって、囁かれる日が訪れるなんて
っ…!!
響の声で奏でられて、ただの『花音』があっという間に特別な『花音』に生まれ変わってしまった。
ほんとうに……すごい! 神業!!
…ああ、おとうさん、おかあさん。
今日、憧れの響が私の名前を褒めてくれました。
…名前がきっかけで、恋焦がれていた響とお近づきになれました!
15年前、私を『花音』と名付けてくれて、ほんとに本当に、
ありがとう…!!
…私、自分の名前を誇りに思い、生涯ずっと大事にします!!
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