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五十嵐君は顔を曇らせた。
「なんだよそれ・・・。」
「いいんじゃない?
五十嵐君はさ、背も高いし
本場アメリカでやってたわけだし
随分と有望だと思うよ。
君みたいなやつが将来バスケで
飯を食っていける奴なんだよ。」
五十嵐君は急に立ち上がった。
「いいじゃん!
俺たちまだ高校生じゃん。
無理とか、勝手に限界を
作るような歳じゃないじゃん!
いっぱいいっぱい挑戦して
すればさ・・・・」
「あのさ。」
俺の低い声が
教室中に響き渡った。
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