第1章

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五十嵐君は顔を曇らせた。 「なんだよそれ・・・。」 「いいんじゃない? 五十嵐君はさ、背も高いし 本場アメリカでやってたわけだし 随分と有望だと思うよ。 君みたいなやつが将来バスケで 飯を食っていける奴なんだよ。」 五十嵐君は急に立ち上がった。 「いいじゃん! 俺たちまだ高校生じゃん。 無理とか、勝手に限界を 作るような歳じゃないじゃん! いっぱいいっぱい挑戦して すればさ・・・・」 「あのさ。」 俺の低い声が 教室中に響き渡った。
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