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絶対に忘れない。
あの日のカクレンボ。
―――あの日―――
「カクレンボしようぜ」
「なんで↑片仮名?」
「思い出だよ荘志クン」
「キモい離れろ。宮脇」
「ジャンケンしよ!」
『ジャーンケーンポン!』
「ま、負けた……」
「ざまあみろ宮脇www」
「なんかウザイ岡崎」
「はっ!」(笑)
「じゃー隠れんぞー」
「津森~、一緒に隠れよ」
「えぇよ。海」
「岡崎、津森ペア。俺、平原ペア。んで、木谷な」
「荘志、俺だけ虚しく聞こえるからやめろ。」
「木谷は今はるっちがおらんもんな~」
「言うなよっ!」
「彼氏のいない聖也ク~ン」
「ウザイ、黙れ津森!」
「いけー、隠れろー」
「いーち、にーい...」
―――普通の日曜日―――
―――いつもと同じ―――
―――少し違うところ―――
―――メンバー―――
――遊び――
―――場所―――
―――『日曜日』―――
ただ、それだけの筈。
その筈だったのに。
「ここでいっか」
「せやな。以外と見つからんし」
そう決めたのは
―――押し入れ―――
暗くて狭いところに2人きり。
唯一あるのは3DSの光とイヤホンから流れてくる音楽。
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