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その結果だったんだ、これ。
「犯シタ罪ヲ告白セヨ。」
「犯した罪がありました!」
「マリア様ノ仰セノママニ・・・」
「「ひとつの答えを導き出す!」」
なら、仕方ない。
だけど。
願いは、叶えてもらう。
「レグバルクリヤンザンダスアディボン、レガトルアルバンザンドライモール」
「レグバルクリヤンザンダスアディボン、レガトルアルバンザンドライモール」
この『原罪ゲーム』は永遠に続く・・・。
だが、数回繰り返したところで、
「やったね♪オメデトウ♪」
「え・・・?」
私は思わず、声を上げてしまった。
だって、こんな『ゼェーーーッタイ間違えちゃいけないゲーム』なのに、あっさりとクリアしちゃって・・・嬉しいけど、いいの?
「では、あなたの願いを叶えさせていただきまーす♪願いをどうぞ言ってくださーい!」
彼女は、マイクを私に向けた。
「わ、私の願いは・・・」
「もう一度、彼に会わせて」
そう、私は、あなたに会いたかったんだーー・・・
涙をまた流しそうになる、その瞬間。
「ーーっ!?」
体に激痛が走った。
どうしたことかと思って見ると、
私の胸には彼女が持っていた剣が、
深々と刺さっていた。
「あなたは亡くなった彼に会いたいんだよね?なら、あなたもこうするしか、会えないよ?」
私はどさりと、そこに膝をついた。
薄れゆく意識の中で、彼女の笑い声が聞こえた。
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