第3幕 永遠に幸せになる方法、見つけました。

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その“絶望の都”には、1人の少女(女性?)が立っていた。なんというかーー変わった洋服を身にまとい、謎の剣と、なぜかマイクを手にしていた。 「・・・っ!?」 そしていつの間にか、私の足と手には、鎖が巻き付けられていた。どうやら逃げられない・・・らしい。 「だーかーらぁー、この司会のワタシがぁ、あなたの願い事を叶えてあげるって言ったでしょー?」 彼女は私に向かって剣を突きつけた。 「願い・・・事?なんでも?」 「そう。あなたの願いなら、なぁーんでも叶えてあげる♪」 彼女は不気味な笑みで微笑んだ。 「でも、そんな無条件では叶えませーん!」 彼女はマイクに向かって上げ気味な口調で言った。 「それではみなさんお待ちかね!原罪ゲーム、いってみよー!」 げ・・・原罪ゲーム? 彼女はそんな私に構わず続けた。 「ルールは簡単です!正しい手順で一言一句、間違えないで唱えてくださーい。」 正しい手順で、一語一句間違えずに? なんだろう、呪文的なものかな? 難しいのじゃなければいいんだけどな・・・ 「準備はいいですかー?覚悟、出来てますか?間違えたら・・・わかりますよねえ?」 彼女は口をにやにやとさせて問いかけてくる。 なんていうか、不気味。まるで閻魔様に、罪を問われてる様・・・。   「秘密のコトバですから・・・絶対、ぜったい、ゼェーーーッタイ、間違えないでね!」
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