第1章

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「ん~~~…っっっ!!」 声にならない声を出して一人で悶え苦しんでいる私。 手には、一枚のルーズリーフの破片。 そのルーズリーフには、とてもキレイとは言えない、乱雑な字。 男の子っぽい、字。 ルーズリーフのちぎり方も、乱暴だ。 ちぎり方に乱暴も丁寧もないんだろうけど…。 「ふー…っ…ふー…」 緊張を落ち着けて、ルーズリーフとスマホの両方を交互に見る。 これが… 私の大好きな先輩の、ケータイ番号… ドクンドクン. 胸がドキドキする。
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