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身につけたＴシャツを引っぺがし、
その辺に投げ捨てた。
生まれた二人の隙間に左手を滑らせ、
小振りの双丘を片方包んだ。
空いた方に吸い付くと、
ノンは体を支えるように、
智樹の首へと腕を回してくる。
あまりにも自然に受け入れられる行為。
それは間違いだと知っているのに。
大人の智樹こそが、
それを教えてやらねばならないのに。
「……カワイイな、ノン」
「きゃんっ」
紅い先端をきゅっと吸うだけで、
腕の中で身をよじらせる。
心臓が締め付けられるような衝動を、
名も知らない衝動を覚えた。
左手をさらに滑らせて、
薄い茂みに辿り着く。
「開け」
命令には絶対服従。
従順な仔犬と目が合った。
ゾワリ、と。またもや生まれる衝動。
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