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ダダダダダッ! 「聞いてきました!」 「早っ!」 「なんでも、不審者らしいです。  ビルの前で怪しい動きしてたとか」 「えぇー、嫌ね。怖いじゃない」 「なんですけど、どーも様子が違くて」 「どういうことよ?」 「女の子らしいです。高校生ぐらいの」 ――高校生? 「女子高生って……」 思わず固まった智樹を、 同じことを考えたのか小坂が凝視する。 まさか……とは、思うが。 ピリリリリリッ。ピリリリリリッ! まさかのタイミングで、 付けたばかりの内線の音。
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