決断?

2/3
1人が本棚に入れています
本棚に追加
/3ページ
. ほんの10日ほど前に出会ったばかりの若い男(←売れてないホスト)に、 30万円『直引きか、店で使うか』を迫るバツイチ子持ち女。 狂気の沙汰ですね…。 少し沈黙の時間が流れました。 海麗くんがどちらを選んでも、私には大差ないしな…。 海麗: 「じゃあ…………」 この時でしたっけね。海麗くんの本名を教えて貰ったのは。慎治、というらしく、 それさえ嘘な可能性もありますが、その後からは慎治と呼ぶことになっていきます。 この流れ自体が闇営(病んでいると見せかけ、お客に心配させて店まで来させる裏技。ホストよりもキャバ嬢のほうが巧いイメージがあるけど、人によりけりかしらね?)かもしれませんが、それも私にしてみればど~でも良い話。 私: 「…わかった。近々店に行くし、今日のところはもう…ちゃんと眠って」 慎治: 「…うん。…ありがとう」 実際には、このやりとりは電話とメールが入り混じっていました。時間は真っ昼間でしたが、向こうは仕事明けの泥酔&病み状態。 今だから言えることですが、私もある意味、必死でした。 .
/3ページ

最初のコメントを投稿しよう!