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どんっ! 「……!いた…っ」 「いってー!」 身長が人よりも少し高い私の頭がその男の人の背中に思いきりヒットしてしまったみたい… 「う"ー」 思ったよりも強く当ってしまったみたいでその人は後ろをむいたままずっと背中を抑えている これってバスケの服… 「あのっ!すみませんでした! えと…、ぼーっとしてて…本当にすみません!」 「…っ」 「あのー…大丈夫ですか?」 スタッ! 「…!」   いきなり立つからびっくりするじゃん!って背たかっ!!   「あぁ、もう大丈夫だよ」   「…!!」 え!?この人って…植村裕介さん!!? 「?なんかついてる?って君は確か…昼休みに見た子だ」 「ついてません!あ、えとじゃあ失礼します!」 私は少し熱くなった頬を抑えて走り去った 私の後ろ姿をその人が見つめていたことにも全く気づかずに
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