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間もなくすると、がたいのいい30代ぐらいの男が二人のもとへやってきた。
高田「木内くん、すまんがこの荷物をトランクへ運んでおいてくれ」
木内「かしこまりました。専務。」
木内と呼ばれた男は、高田とゆきに一礼すると荷物を軽々と抱え上げ車へと向かった。
その後をゆきが追った。
ゆき「木内さん。いつも本当にごめんなさいね…本当にありがとう。お土産買ってきましたのでぜひもらってくださいね」
木内「いえいえ、気にしないでくださいね。こちらこそ、いつも心づかいありがとう」
木内は優しく微笑むと、ゆきに一礼し車へ向かった。
その後を、高田とゆきは並んでつづく。
高田「今度はいつまで日本にいるんだ?」
ゆき「うーん。7月まで」
高田「また…今度はどこへいくんだ?」
ゆき「言ったでしょ。今度は1年フランスに留学するって」
高田は思い出した…あれは…本気だったのか…
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