~* ペンデュラム(Pendulum) *~
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それから数年後の2000年2月――― あの雪の日に祖父は旅立った。 結局、俺達は間に合わなかったが、祖父の顔は穏やかで、優しい顔をしていた。 「じ…ちゃん…」 あんなに反抗心を持った俺だが、その顔を見た途端、涙が溢れ出た。 祖父の顔は俺の知っている顔ではないけれど、ここにいるのは俺の知っている祖父だった。
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