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「咲夜君!買えて良かったね??僕等も嬉しいよ」
さっきからにやけ顔が止まらない咲夜はとても高いテンションで
「ほんとに、ほんっとうにありがとう!これを思って何度眠れない夜を過ごしたことか!ほんとう」
ドンッ!ポロっ
「おーいててて。小僧、てめぇどこ見て歩いてやがる。あ?」
周りを全く見てなかった咲夜が一人の不良とぶつかる。
「ちょっとこっちこい、そこのガキどもも連帯責任だ。オラ、早く歩け!それとも引きずられたいのかい?」ニヤリ
「ぼ、僕のフィギュア!あぁ!良かった!壊れてない!ほんとよかったぁー!」
「あ?なんだこれ?
うわきめぇー!こんなもん買うなら俺にお金貸してくれよ?な?
」
ポイっ!バキッ!!
「あっ!!」
「さ、咲夜君!早く謝った方がいいよ!殴られちゃうよ!」
個性的な友達が慌てふためき咲夜は下を見てピクリともしない
「僕ぅー?大丈夫だよ?おにーさん怖くないから!ほら、財布だしたらなぐらないであげるから?ね?」
そうして裏路地に連れてかれる
咲夜は戦っていた。
自身のプライドと。
友達をなくしてもここでぶちのめしてしまうか、プライドを捨て、この友達と今の関係を続けるかを
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