第9話 過去からのシシャ 3

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※ 手当が終わった竹山を、診察室の前で二係の係長が待っていた。 「…一体、一係はどうなってるんだ!!」 二係の係長は、顔を見るなり大きな声を上げる。 「ここ病院なんで、静かにしたほうが」 「…良かったな。すぐに手当してもらえて」 少しの赤が散る、竹山の裂けたシャツ。 それを見ながら、二係の係長が言った。 「だから、風間も無事だ」
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