実話の恐怖

人影

私が高校生の時に姉が体験した心霊体験です。

あれは暑い夏の夜だったでしょうか。姉は仕事を終え夕方の５時には帰宅していました。その日は暑くて、仕事も忙しかったらしくかなり疲れていました。夕飯を食べる前に一眠りしようと思い、２階にある自分の部屋に戻り、着替えを済ませ、すぐに床に就いたのです。

２時間くらい経ったでしょうか。テレビが点いているような電波の音でいきなり目が覚めたのです。辺りは暗くなっていました。テレビ画面には何も映っていませんでしたが、(入力切り替えの画面かな)と思い、テレビの電源を切りました。

しかし、(ん？なんでテレビ点いてたんだ？確か寝る前はテレビ見てなかったし、電源も消えてたのに…)

不思議に思いながらも、再び眠りに就きました。すると今度は誰かが部屋に入ってきて、姉の上をまたいだのです。私には２人の姉が居て、寝ていたのは２番目の姉でした。１番上の姉は性格上、人の部屋に勝手に入ったりするのが好きなので、寝ていた姉は、１番上の姉だと思い、｢なんで寝てんのに勝手に入ってくるの!!｣と眠いながらもしっかりとした口調で話しました。しかし、返答がありません。１番上の姉ではないと思ったので今度は学校から帰ってきた弟(私)だと思って｢おかえり｣と言ったのです。また返答はありません。(おかしいな)と思った瞬間、かなり強い勢いで体を押さえつけらるような金縛りにあったのです。タオルケットだけをかけて寝ていた姉の足の方から右手、左手と交互に体を押さえつけられ上に上ってきました。