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まず私たちは、お医者さんに健康状態のチェックと、病気の有無を確認してもらう
誤診の無いように、2人のお医者さんに同じ内容で診察してもらうので、少し面倒くさい
この診察で引っかかっると、契約解除となるので、私たちは人一倍健康には気をつけている
診察が終わると、そのまま受精室に入り、子宮に精子を注入する
手術台の上で股を開けるので、初めての時は恥ずかしかったが、今では流れ作業のベルトコンベアのように、淡々と進んでいく
恥ずかしがっていると、余計に恥ずかしいしね
そして受精が確認出来たら、後は寝るだけ
普通の出産だと、産まれるまで十月十日かかるらしいけど、受精用精子に成長促進剤を投与しているので、3週間ほどで出産出来る
この時、産まれてきた赤ちゃんが双子なら普段の給料の倍貰えて、三つ子なら五倍貰えるそうだ
どうにか五つ子を産んでみたいものだが、こればかりは、運がものを言うので、どうしようもない
それから一週間休んで、出産で使った体力を回復してから、また受精する
私はそれを10回繰り返した
まだまだ産むつもり
だって、正しくこれは私の金の卵
腹を捌かずに産み続けるわ
え?産まれた赤ちゃん?
多分、養人場で育てられ、大きく(と言っても法律上、食用に出来るのは9才までだけど)なったら、精肉業者に解体されて、出荷されるらしい
興味は無いけど
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