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つまり俺たちは
似た者同士なのだ。
類は友を呼ぶ。
楽でいて、
ありがたい関係だ。
「お前も幸せな結婚をしろよ」
「ははは。
そん時は
お前のホテルで式挙げるか」
「うちに泊る時、
他の女を連れこんでおいて?」
ふざけたことを
言い合いながら笑った。
このすぐ後、
奈々緒との逢瀬が激減し、
笑えない日々が続くことになるとは
露とも知らず。
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