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「大丈夫ならいいけど もうすぐ本番なんだから万全にしとかないと お茶飲む?」
くるくると表情を動かして明るい躑躅色の髪を靡かせアリスが問うてくる。
「頂きます」
気遣いに口許を綻ばせて答えれば明るい笑みが返ってきた。
手際よく用意するアリスを横目に銀瑤はふと他の参加者ことが気になってきて扉に目を向ける。
少し前に出て行った二人が気になる。
個性的な面々が多いので何かやらかしはしないだろうかといらぬ心配が顔を見せた。
「あ~、何か美味そうなの発見!」
アリスの煎れてくれたお茶を飲みながら暫し思考に耽っているとふいに明朗な声が響く。
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