帰省

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学校では「ウォークラリー」と言うイベントがあり、各自 家から握り飯とお茶を持参で、学校から山の上にあるテレビ塔まで山登りをしました。 其処に着くと、握り飯を食べて遊んでました。 ところが…其処のテレビ塔には見慣れない人が、ジーっと此方を見ているのが見えた。 …よく見ると体が透けていて、目を反らし、再び目を向けると、その人は何処にも居なくなっていました。 後程聞いた話しだが、其処のテレビ塔では昔、首吊りをして亡くなった人がいるとか…。 …今思えば…俺が見た人はこの世の人ではなかったのかもしれない…。 ………怖っ!!! またある日の夜には、楕円型に光る空飛ぶ物体が、有り得ない速さでジグザグに飛んでるのを見たりもしました。 まぁ…ジグザグってよりも…いきなり消えて、消えたかと思うとまた違う場所に現れたり…。 架空のモノだろうけど…UFOだったのかな?(笑) その後は見た事も無いですが…。 家では母親に可愛いがってもらい、母親が大好きでした。 …でも、嫌いな時もありました。 嫌いな時…また俺をナイロン袋を頭に被せ、空気が入らない様にして持たれた。 …そう、また窒息死させられるところだった…。 今度の理由は…「無い」。 いきなりだった。 俺は理由が理解らず、唯泣き叫ぶだけだった。 この頃母親は、必要以上に入退院を繰り返していた為、精神が安定していなかったのだろう。 丁度その頃、姉ちゃんの友達とその子供Kちゃんに出会い、レストランで飯を食ったりして遊んでいた。 そんな嫌な事も楽しかったも、また振り出しに戻ろうとしていた。
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