8人が本棚に入れています
本棚に追加
/22ページ
学校では「ウォークラリー」と言うイベントがあり、各自
家から握り飯とお茶を持参で、学校から山の上にあるテレビ塔まで山登りをしました。
其処に着くと、握り飯を食べて遊んでました。
ところが…其処のテレビ塔には見慣れない人が、ジーっと此方を見ているのが見えた。
…よく見ると体が透けていて、目を反らし、再び目を向けると、その人は何処にも居なくなっていました。
後程聞いた話しだが、其処のテレビ塔では昔、首吊りをして亡くなった人がいるとか…。
…今思えば…俺が見た人はこの世の人ではなかったのかもしれない…。
………怖っ!!!
またある日の夜には、楕円型に光る空飛ぶ物体が、有り得ない速さでジグザグに飛んでるのを見たりもしました。
まぁ…ジグザグってよりも…いきなり消えて、消えたかと思うとまた違う場所に現れたり…。
架空のモノだろうけど…UFOだったのかな?(笑)
その後は見た事も無いですが…。
家では母親に可愛いがってもらい、母親が大好きでした。
…でも、嫌いな時もありました。
嫌いな時…また俺をナイロン袋を頭に被せ、空気が入らない様にして持たれた。
…そう、また窒息死させられるところだった…。
今度の理由は…「無い」。
いきなりだった。
俺は理由が理解らず、唯泣き叫ぶだけだった。
この頃母親は、必要以上に入退院を繰り返していた為、精神が安定していなかったのだろう。
丁度その頃、姉ちゃんの友達とその子供Kちゃんに出会い、レストランで飯を食ったりして遊んでいた。
そんな嫌な事も楽しかったも、また振り出しに戻ろうとしていた。
最初のコメントを投稿しよう!