第1章

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リク「消えた…だと?」 フォックス「しゃがめ!リク!」 リクは慌ててしゃがむとフォックスはリクの頭上に刀を振るった。 ガチンと音がして、その後カランと金属音が響く。フォックスの太刀は刃が折れ、地面に落ちたのだ。 フォックス「そんな…」 父の形見の太刀だった。あの日、自身を守り死んだ父が唯一残した物。1日も手入れを怠ったことはなかった。 それをたった一撃で破壊されたのだ。 フォックスが俯いているとその場にバードが現れる。 バード「その程度で心が折られるなんて君も小さな男だね…」 バードがフォックスにパンチを繰り出そうとした時だった。 バゴっと音がして、バードは飛ばされる。フォックスが振り向くとそこには目を赤くしたリクが立っていた。
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