第1章

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リクは頭に血が上ると能力に関係なく目が赤くなる。生まれた時からの持病だと本人は言うがこうなったリクはケンカで負けたことがない。 フォックス「リク…お前…」 リクの手には薬を入れておくホルダーが握られていた。 フォックス「2つ目…飲んだのか?」 リク「こいつ…お前の形見を笑いやがった…俺はそれが許せねえ!!」 リクは大きな雄叫びを上げ、バードに向かって走り出す。 バード「なんとでも言え!だが、姿が見えなくても追いかけてこれるかい?」 バードはまた姿を消す。 リク「クソ!!」 リクは突然吹き飛ばされた。そのまま建物に突っ込み、壁が崩れた。 リク「ガハ…」 バード「ハハハハ!いい姿だ」 突然落雷が落ち、バードの悲鳴が聞こえてきた。広場の真ん中にうずくまるバードが現れる。 リク「フォックス…お前…」 フォックス「バード。てめえにかける温情はなくなった。なぜなら…」 フォックスはクナイをバードに投げつけ、命中させる。その途端、また落雷が落ちた。 フォックス「親友を傷つけたからだ」 バードは痛みとは違う寒気を感じた。それはフォックスが出しているものだとわかった。
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