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フォックス「リク…お前…」
赤い光はリクの目だった。
リク「俺から…離れろ…」
リクは自分の片手を抑えている。まるで身体の自由が効かないようだった。
セイラ「リク君大丈…」
リク「来るな!!!」
強引にセイラを突き飛ばしたリクはうめき声をあげ、立ち上がった。
セイラ「リク…君…」
まるで獣のようによだれを垂らしたリクは次の瞬間、目の前から消えた。その途端
女生徒「キャー!!!」
大きな悲鳴が部屋中に響き渡った。何かをかじる音が聞こえ、部屋中が騒然とした。
フォックス「セイラ危ない!!!」
赤い光が二つ、セイラの前に現れた。とっさに反応したフォックスが腰からナイフを取り出し、それを光に向かって投げつけた。
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