第1章

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フォックス「リク…お前…」 赤い光はリクの目だった。 リク「俺から…離れろ…」 リクは自分の片手を抑えている。まるで身体の自由が効かないようだった。 セイラ「リク君大丈…」 リク「来るな!!!」 強引にセイラを突き飛ばしたリクはうめき声をあげ、立ち上がった。 セイラ「リク…君…」 まるで獣のようによだれを垂らしたリクは次の瞬間、目の前から消えた。その途端 女生徒「キャー!!!」 大きな悲鳴が部屋中に響き渡った。何かをかじる音が聞こえ、部屋中が騒然とした。 フォックス「セイラ危ない!!!」 赤い光が二つ、セイラの前に現れた。とっさに反応したフォックスが腰からナイフを取り出し、それを光に向かって投げつけた。
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