第1章

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リク「てめえは…」 フォックス「バード…どこいってた…」 車から降りた頃にはバードの姿は見あたらなかった。 バード「いやあいいサンプルが取れたよ。君らなかなか能力を使わないんだからそのまま死ぬかと思ったよ」 リク「何いってやがるこいつ…」 フォックス「リク…わからないのか…」 バードの姿は装備ではなく白衣。二人には見覚えのある姿だった。 リク「まさか…こいつ…」 フォックス「ああ。養成学校にもいたようだぜ…スパイが」 バードはフンと笑う。 バード「何を言ってるんだい?君達もその能力を使ったから今生きているんだろ?むしろ僕に感謝すべきだ」 フォックス「そうだな…だが、俺らの仲間に組織が入り込んでるとは…残念だよ」 フォックス、リクともによろよろと立ち上がった。 バード「組織を認めないつもりだね?」 フォックス「ああ。もう…俺らみたいな犠牲者は出させねえ」 バード「そうか…なら仕方ない。僕を捕まえる気なら…」 バードは注射を首に打った。 バード「力ずくで捕まえてみなよ!」 バードの姿はみるみる変わり、あるモンスターへ変身した。
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