2…思い出

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「可愛いじゃん、それ。自分で買ったの?」 「な訳ねぇだろ…」 「まさかまさかの女の子からのプレゼント?」 「そうだけど」 あっさり自分の問い掛けた言葉に答えが返ってきて…。 「あらあら、そんな顔して彼女とか居る訳?やるねぇ~コイツ」 強がる私に更に、恐ろしい答えが返ってくる。 「彼女くらいは、そら居るだろ」 ガーン!! ガーン!! ガーン!! 上からタライが3連発くらい、頭に落ちてきて、ほぼ私は即死に近い状態。 なのにも関わらず、這いずるように尚も聞く。 「どんな女?こんな恐ろしい男と付き合う女って。可愛くておとなしいとか?」 「そうだな、おまえとは真逆だよ」 ってか、もう死ぬし! 死んでもいいですか?永田の兄さんよぉ! 「あっ、あっ、あぁそう…ふぅーん」 ショックで言葉が出て来ない。 泡ふくわ…。 「おまえは?」 ソフトクリームを手渡され、聞かれた挙げ句に大嘘を付いてやる。 「二人くらいに、告白はされてんだけど、迷い中」 「へぇ、そんなナリでも以外とモテるんだ…」 「えげつないねぇ、もっと優しい言葉で言えよ」 「そら、無理だな」 私はこれ以上は、何か突っ込まれてはいけないと、ソフトクリームをがむしゃらに食べまくっていた。 キーンと頭が痛くなる。 頭冷やせってか、頭冷え過ぎて、頭が痛いし、何だか心まで冷え過ぎて痛かったのを覚えている。
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