Was it jealous love

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カタカタカタカタカタカタ… カタカタカタカタ…… 『っ!?』 急に背中に冷たいモノが…。 驚いて振り返る。 「――ビックリした?」 ニヤニヤ嘲笑う王様が。 『――なっ!?』 (何すんのよ) 『――いっ!?』 (いつからいたのよ!?) 驚いて声が出ない。 「…あー。ゴメンごめん。そんな驚くと思って無かった…。」 そう言い私の頭をポンポン撫でた。 『ちょっと!』 「まぁまぁ。ホラ。」 そう言うと手に持っていた袋を見せた。 『…何よ?』 「――飯。一緒に食べよ?」 優しく笑った。 『…もうっ!』 「…あ、その前に」 『……―ん―!?』 ぐいっと口唇を奪った。 『――んん―――』 バタバタ暴れるが離れない。 『…―んんっ…―…』 そうしてる間に舌を入れ絡め口内を柢ぶり回した。 『…っはぁ…』 漸く離してくれた。 『ちょっと!会社では止めてって言ったじゃない!』 私が強く言うと 「分かってる。けど我慢出来なかったんだよ。…それに今は誰も居ないだろ?」 悪びれも無く言うと 「ホラ。飯にしよう!」 上機嫌に笑った。 ・・・・・・。 やっぱりコノ人に何を言っても無駄な気がして来た…。
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