Was it jealous love

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『…先輩?』 覗き込むと …寝てる? よくよく視ると目を瞑り微かな寝息が。 …先輩も忙しいのにこんな時間まで付き合わせちゃったしな…。 時計を見ると24時近く。 『先輩。起きて下さい。終わりました。』 「…―んん~?」 『遅くなってすいません。』 「…―ああ、終わった?」 そう言うと手を伸ばし私を抱き締めるとキスをした。 『―…ん…―』 「――お疲れ。」 口唇を離すと耳許でそう囁くと 「さ、帰るか。」 大きく伸びをし私の手を取った。 …全くもう。会社だって言ってるのに。 駐車場に着き渋々車に乗る。 終電が無いのでタクシーで帰ろうとしたのを引き止められ、仕方無く送って貰う事に。 …が、向かっているのは先輩のマンション…。 『ちょっと先輩!?』 「あ?もうお前ん家まで行くの面倒臭い。泊まってけよ。」 『・・・・・・。』 やっぱりタクシーで帰れば良かった…。 「今、タクシーで帰れば良かったって思ったろ?」 私を横目に見ると意地悪く言う。 『ま、まさか。』 慌てて否定し笑う。 …王様じゃ無くてエスパー? 「まぁ良いや。何もしねーから安心しろ。」 口端を上げ笑いながら言った。 その言葉通りマンションに着くと先輩は 「も、寝る。」 とシャワーも浴びずに寝室へ。 『――先輩、シャワーは?』 「…朝入る。」 力無くそう言うとベッドに倒れ込む様に横になった。 …先輩も疲れてるんだよね。 悪い事しちゃったな…。 そう思いながらも私はシャワーを借りてからベッドへ入った。 先輩はもう寝ていたので邪魔にならないようにそっと横になると直ぐに睡魔に襲われた。
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