Was it jealous love

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――何なの?ホント。 各課を回り更に苛立ちが増す。 「え?あの資料でしたら、もう回してありますよ?」 とか… 「あー。アレね。必要無いと思って処分しちゃいました。」 とか… 「あれ?この話、流れたって聞いてませんでしたか?」 終いには 「これ…。資料室に行かないと判らないですね。…でも…私も今、手が一杯なんです…。申し訳無いんですけど…。」 等々…。 …何で私がアンタ達の尻拭いしなきゃならない訳!? そうこうしている内にランチタイムは終了間際。 急いで自販機でパンと飲み物を買い、課に戻った。 「…先輩~。大丈夫ですか~?」 華穂が心配そうに聞いてきた。 『…何か…私、最近ツイて無いみたい…。』 力なく項垂れた。 …凹んでる場合じゃない。 先程買ったパンと飲み物を口に流し込み 『ちょっとまた行ってくる。』 そう告げ課を飛び出した。 ウチの会社は広い。 そこそこの規模もあるので部署や課も沢山ある。 …何でこんな面倒臭い…。 足早に歩いていると更に追い討ちを掛けられた…。
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