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「と・に・か・く!!
先輩は黙ってお酒でも飲んで くれてれば良いんで、お願いします!!」
胸の前で手を合わせ軽く頭を下げながら切望してきた。
ずいぶん強気なお願いだなぁ…。
と言うかOK出すまで付き纏って来そうな気迫…。
う~ん…。
私は腕を組み頭を抱えると
『――しょうがないなぁ。』
溜め息混じりに渋々答えた。
…まぁ、後から適当に理由付けて断れば良いでしょ。
すると優奈はパッと顔を上げ、瞳を爛々とさせながら
「ありがとうございますっ!
じゃ詳細はまたメールしますね!じゃあ仕事に戻りますんでっ!!」
と、私の返事を変更をさせまいと、そそくさと足早に去って行ってしまった。
『はぁ…。』
私はまたため息を溢すと、仕事に戻った。
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