Love of play

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朝食を食べ終わり片付けをしていると、急に後ろから抱き付かれた。 『!?』 「さっき、まぁた敬語だったろ?」 言うと透かさずキスをしてきた。 軽く舌を絡めるとそのまま首筋を這い耳朶を一舐め。 『…――んっ…』 「今は此処まで。…後でオシオキな?」 耳許でそう囁くと何事も無かったかの様に片付け始めた。 …ん?後で? …それより、もうホントに敬語は気を付けよう…。 取り敢えずそそくさと片付けを済ました。 「――善し。終わったな。――じゃ行くぞ!」 『――は?』 …行くって何方に?…というか 『…え?私もう帰るつもりなんで…。』 「只で帰すと思った?てか勿論、今夜も泊まりだから。」 口端を上げ嗤い淡々と言った。 …いやいやいや。 『困…る。明日は会社だし、着替えだって…。』 敬語に気を付け控えめになってしまう。 「付き合ってんだから休日は一緒に過ごすモンだろ?」 『でも―――』 「何か予定あった?」 …無いけど。 『――ある!』 「…ふーん?何?」 『―――えっと…。』 「却下。」 『…まだ何も言って無いけど…。』 「兎に角!俺より優先な予定なんて無い!さっさと支度して行くぞ!」 ・・・・・。 もう何言っても無駄だな…。 『…行くって何処に?』 溜め息を吐き言った。 「先ずは…お前ん家。」 『は?』 「着替え。必要なんだろ?」 そう言って玄関に向かった。
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