prologue

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 .......。 皆、死んだんだ。いや、自分が死んだのか...。もう、わからない。 暗すぎて何も分からない。何だ、ここは。 とにかく、探さなければならない。証拠を消すためにも。 「一人じゃ、無理だって。」 計画、未来、過去。考えやしない。 これから先のことなんかわからない。見ることも聞くこともできない。 だがもし、知ることができたのだったら。 そんな未来を変えることができたのだろうか。 こんな自分にでも、救うことができたのだろうか。 いつ自分が死ぬのか、これから先何が起こるのかわかっていたら 必死になって、未来を変えようとしたのだろうか......。 「誰か、助けてくれ....。」
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