プロローグ

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作:K21 Episode1 第一話「始まり」 1996年 初夏 「ぐちゃ。」「ぐちゃ。」「ぐちゃ。」 一人の男は鉈を振り落としていた。振り落とす先には、15歳ぐらいの女子がいた。 女子は動かなかった。なぜなら、死んでいるからだ。 そして、女子に向けて鉈を振り落とす。 涙を流しながら、そうすると何もかも忘れると思ったからだ。 しかし、忘れることも出来なかった。それは忘れることを拒むかのように。 もしかしたら.........俺は彼女に恋していたのかもしれない。
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