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どこかが開かれる感覚がある
体の中にある異物
なんか苦しくて、息ができない
「うぅ、やだぁ、ぬいて」
「指でならさないと、辛いから」
「ぅう、」
ーー・・・
ーーーーーーーーーーーー
「いれるから、深呼吸して」
「ん」
もう頭は働いてないし
体はくたっとして動かないし、ただ、ひどく苦しそうな慶太が、早く楽になればいいのにって
だから言われた通りに深呼吸して
体の力を抜く
けれど
「ふ、くぅっ」
大きな熱い塊
指とは比べられないくらいの圧迫感に
目の前がチカチカする
腰がミシミシいってる気がする
けれど慶太は進んできて
プチッ
体の中で、そんな音がした
「やぁ、い、ったい」
「ごめんな、もうちょっと」
嫌だ
痛い
でも、暴れたいのに
全く体が動かない
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