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「は、はぅ」
「ん、全部入った」
「はい、はいった?」
「ん。体格違うから、辛かっただろ?
ありがとうな」
全部入った
痛いし、苦しいけど
「けいた」
「ん?」
「地区優勝、おめでとう」
「ん、ありがとうな」
優しく触れる手が、バスケのせいか少し固くて
慶太の手だって感じて、力が抜けていく
そこで、慶太が、眉を寄せて息をつめていることに気が付く
「け、た?」
「ん?」
「苦しいの?痛い?」
「っ、まぁ苦しいな」
「け、た、くるしいの、なんで?
慶太、今日は、おめでとうだから、くるしいの、ダメ」
思考が回んなくて、なんかたどたどしくなったけど、伝わっただろうか?
「っ、ごめんな
ゆっくり進むからって言ったのに」
「ひゃぁっ」
いきなり腰を揺すられて、出し入れされて
痛みなのか、快感なのか
それすらもわからずただ揺さぶられる
「ごめん、ごめんな」
切羽詰まった声が聞こえる
私はただただ、慶太に抱きつくしかできなかった
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