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先生は立ち上がって、僕を強く強く抱き締めてくれた。
「気持ち悪くなんかないよ。とってもかわいいよ。」
先生は頭を撫でてくれた。その言葉に少し引っ掛かりながらも、僕はしばらく先生に抱き締められたままだった。
「ありがとう先生。ずいぶん落ち着いたよ。」
紅茶をもらって、僕は部屋を出ようとした。
「一人で帰れるか?」
先生は不安そうな顔をしている。
「はい。ありがとう、先生。さようなら。また、明日。」
僕は廊下に出て、急いで学校から出ていった。
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