先生と僕

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僕はスカートで学校に通っている。 変態じゃない。ただ、小さいときからいつもそうだったから、当たり前だと思ってスカートを穿いている。 見た目も女の子だし、周りは変だと思ってないみたい。 「時川、これ。」 ある日同じクラスの親しい菱川という男子生徒が、一枚の紙を渡してきた。 紙はくしゃくしゃにされていたようだ。皺がたくさんついている。 「梶本が、時川を……?」 僕は読んでみた。そこには、『梶本が時川を贔屓にしているみたい。あいつがあんな成績とれるはずがないもん。きもいよね、30男が、オカマ女子高生相手に。』と書かれてあった。
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