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「先生、私と仲がいいからって、成績を不正処理したりしてないよね?」
僕は少し責めるような目で先生を見つめた。
「不正?してないよ。今回は頑張っただろ?点数だって良かったじゃないか。」
先生の右手が僕の肩に乗る。がっしりと肩を掴まれ、軽くぽんと叩かれた。先生は笑っている。何だか心地いい。
「弁当は食べたか?まだだったら、数学準備室で食べないか?」
僕はまだ昼食をとっていなかった。つい、笑顔で「はい!」と言ってしまった。
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